

パルコンは耐火構造。
木造や鉄骨造で一般的な
準耐火構造と異なります。
鉄筋コンクリートのパルコンと木造・鉄骨造の住宅では、その耐火性能に明らかな違いがあります。耐火性能は構造別に「耐火構造・準耐火構造・防火構造・その他の構造」に区分されますが、木造・鉄骨造の住宅では準耐火構造が一般的です。
これは耐火構造ほどの耐力はないにせよ、通常の火災による隣家等への延焼を一定時間にわたって抑制する性能を有するものです。これに対して、パルコンのような耐火構造の建物では、通常の火災が発生してから鎮火するまでの間、建物の倒壊と延焼を防止する性能を有するとされています。
鉄骨の耐火性能実験
鉄骨系住宅に採用されているリブみぞ型鋼(150×75×25mm、厚さ3.2mm)に400kgの荷重をかけ、ガスバーナーで約750℃まで加熱。加熱開始後4分で、鉄骨は急速に湾曲を始めました。(大成建設(株)技術センターにて実験)
加熱1分後
加熱1分後
隣家の火災による延焼は
軒裏からが多い。
パルコンは耐火2時間。
延焼の恐れは1階よりも2階の方が大きい。建築基準法では2階は敷地境界から5m以内、1階は3m以内を耐火仕様とするように定めています(準防火地域)。もっとも大切なのは軒部分です。軒は壁面から張り出しているため隣家からの火災時には最初に高温にさらされる箇所。そして多くの住宅では軒裏には空気が通るための通風口が開いています。ここから内部へ火が入りこむのが延焼の第一の原因ですが、パルコンには、そのような心配がありません※。
※陸屋根でなく置屋根(木造屋根)にした場合は延焼の可能性も生じます。
外からの火、うちからの火にも。
構造体自体で
耐火性能を確保します。
火災は二種類に大別されます。住宅内部からの出火と外部からの延焼です。パルコンは火の手が内部からであれ、外部からであれ高い耐火性能を発揮するのが特徴です。これに対しALC板を外壁に用いた鉄骨軸組構造の場合、外からの炎はALC板で防ぎますが、問題は中からの出火です。
構造材である鉄骨の屋内側にALC板を取り付けることは殆どありません。鉄骨を火から守る耐火被覆材を用いることで延焼は免れますが、鉄骨の強度は低下するため倒壊まで防げるとは言い切れません。耐火性能といっても、外側と内側の双方を考慮する必要があることをご記憶ください。
出火にも構造体は大丈夫。
部分的な補修で
再利用が期待できます。
パルコンは鉄筋コンクリート造。そのまま無条件で「耐火構造」としての扱いが受けられる住宅です。またパルコンは階段を耐火構造(鉄筋コンクリート造・鉄骨造等)にするだけで、もっとも厳しい耐火性能が要求される「耐火建築物※1」となり、密集市街地の防火地域でも建築が可能です。主要構造部は2時間※2の耐火性能を有しますが、通常2時間を超えて燃え続ける火災はほとんどありません。
自宅から出火したときでも、構造体が燃えることはないパルコン。火災に遭ったときでも建て直しをすることなく、部分的な補修だけで再生が期待できます。
※1:1階床は、主要構造部として扱われないため、システムフロアを用いても「耐火建築物」となります。
※2:間取りによっては部分的に1時間の仕様となる壁板を採用する場合があります。
全焼した隣家と外壁を焦がしただけのパルコン
1週間後、外壁を吹き替え新築同然となったパルコン
強いパルコン。事実が証明!
2棟の「パルコン」が火災の拡大を
食い止めました。
東京都品川区・T 様
2 軒先の木造民家から火事が発生。隣家に燃え移り、風下の我
が家へも火の手が。
しかし「パルコン」は炎に耐え、延焼をストップ。壁がススで汚れた程度でした。
全焼した3 棟を挟んだ風上も「パルコン」だったため、出火した家々を無傷の「パル
コン」が挟んで被害拡大を防いだ格好に。風下の方からも感謝されました。

