

免震・制震・耐震…。
重要なのは
歪むか歪まないか、です。
大地震が襲来した。住宅はどう対処すればいいのでしょう。揺れを受け止めて耐える「耐震」、吸収して減らす「制振」、遮断して受け流す「免震」。それぞれに個性がありますが、どの方式を採用しても、倒壊の心配はまずありません。重要なのは家が歪むか、歪まないか。揺れを感じたら「まずドアを開け放て」と言われるのは、衝撃で建物が歪むとドアや窓が開かなくなってしまうからです。
逃げだそうとしても脱出できない恐怖。二波、三波が襲ってきたら、と不安は増すばかりです。建物の歪みは、地震の力が加わった場合の建物の変形度合。専門的には層間変形角という数値で示されますが木造住宅で120分の1以下、マンションでも200分の1以下なのに、「パルコン」はわずか2000分の1以下でしかありません。2mの高さでわずか1mmしか歪まないことを示します。玄関扉も窓枠も変形しない安心な住まいです。
※木造住宅、ラーメン構造は建築基準法施行令第82条の2、壁式鉄筋コンクリー ト造(パルコン)は、平成13年度国土交通省告示第1026号の規定による。 ※層間変形角1/2000とは高さ2mでわずか1mmしか歪まないことを示します。
パルコンは壁式構造。
地震の揺れを面で受けとめ
分散します。
地震のとき、揺れに合わせて建物にはあらゆる方向から力が加わります。とりわけ大地震のときには横方向から加わる力が大きいため、それにどう抵抗できるかが重要です。パルコンは地震の力を床(※)・壁・天井というすべての面で受けとめ、分散させます。在来木造工法や鉄骨軸組構造の家は、力を線(柱・梁や筋遣い)や点(柱や梁の接合部)で受けとめるため、柱や接合部に負荷が集中。無理がかかって変形しやすいものです。
パルコンと鉄骨軸組構造に同じ方法で力を加えた比較シミュレーションでも両者の違いは明らかでした。壁式構造のパルコンは加えられた力を分散するため変形が少ないのに対して、鉄骨軸組構造は柱や梁に負担が集中するため大きく変形してしまいます。
※1F床の標準仕様は、システムフロアを採用しており、コンクリートパネルではありません
パルコン/壁式構造
床(※)、壁、天井すべて面で構成されるパルコン。力を壁面全体で受けとめていることがわかります。
在来鉄骨軸組構造
在来鉄骨軸組構造では加えた力が柱や接合部などに集中。部分的に負担がかかりやすいことがわかります。
〈注〉地震時には、建物の重さに比例した力がかかります。そこで、パルコンの壁式構造と在来鉄骨軸組構造の各モデルの重さに比例した力をそれぞれ加えてシミュレートしました。構造体が力を受け止め、各構造部材がもつ構造性能に余裕がなくなるにつれて色が青から緑・黄・赤へと変化していきます。
安全性さらにアップ。
直交壁効果で
強度に余裕が加わります。
壁式構造の強さに加えて、直交壁効果も耐震性の向上に一役買っています。一般の建物は横からの力に対し、その力の方向と同じ向きの耐力壁が抵抗するものとして設計されます。
これに対してパルコンは地震力と直交方向の壁も抵抗要素として機能していることがシミュレーション実験などで実証されました。
直交壁のある場合
直交壁のない場合
揺れが少ない、変形しにくい。
二次災害が起きにくい
剛構造のパルコンです。
建物自体の構造を強くすることで揺れを最小限に抑えこむ「剛構造」、建物もいっしょに揺れることで地震力を吸収してしまう「柔構造」。剛構造のパルコンは窓ガラスの破損が起きにくいというメリットがあります。揺れにくいパルコンは構造が変形しにくく、建物に無理な力がかかりません。補修のためのコストも少なくて済み、住まい自体の資産価値が下がりにくいのです。
パルコン3階建と在来鉄骨軸組構造の3階建に阪神・淡路大震災と同じ力を加えてみました。在来鉄骨軸組構造が倒壊する寸前の各階ごとの変位の大きさと地震に耐える力をみると、層間変位ではパルコンの変形量は在来鉄骨軸組構造の1/6以下、水平力ではパルコンの地震に耐える力は3倍以上であることを示しました。
実大振動実験
振動台上に3階建パルコンを建て、大小31回の加震を行ない、パルコンの耐震性が実証されました。

