津波であらゆるものが流されていくなか、 わが家は頑張ってくれているなと実感しました。

地震・津波2011年東日本大震災の地震と津波の体験談。

ものすごい揺れで、このまま車ごと倒されてしまうのではないかと思いました。

Y様邸の建っていた宮城県岩沼市は、東日本大震災の津波被害が大きかった地域の一つでした。
岩沼市は仙台空港の南から、阿武隈川河口北岸に広がるエリアです。
Y様は震災当時、自宅から2㎞ほど離れた場所を車で移動中に、地震に遭いました。緊急地震速報を聞き車を停めた直後、いままでに経験したことのない、激しい揺れを感じたそうです。
「ものすごい揺れで、このまま車ごと倒されてしまうのではないかと思いました。」とY様。
自宅に戻られたY様は、今度はラジオで大津波警報を聞き、急いで屋根にあがり状況を確認されました。
「松林の稜線の上に真っ青な海水が、その上に真っ白い波、そして波の上にヘドロやホコリが舞い上がっているのが見えたんです。慌てて玄関から飛び出し、阿武隈川の堤防まで全力で逃げました」と当時の様子を語るY様。堤防に上がった瞬間、Y様の後ろをザーッと波が流れていったのを見て「助かった」と実感されたそうです。
「津波であらゆるものが流されていく中、わが家は頑張ってくれているなと実感しました。心強かったです。」

津波の凄まじい勢いに耐え抜いたパルコンを改修。

パルコンの強さを実感されたY様は、震災後すぐに改修を決断され、浸水被害を受けた内装の工事や、外壁再塗装工事を行いました。
津波の凄まじい勢いに耐え抜いたパルコンは、現在は改修を終え、美しい住まいによみがえっています。

Y様ご夫妻は、「快適に過ごしています」とのお言葉通り、元のおだやかな暮らしを取り戻されています。

2011年東日本大震災の地震と津波の体験談。

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