一軒だけ残ったわが家を改修し、 今も同じ場所で暮らしています。

地震・津波2011年東日本大震災の地震と津波の体験談。

屋根の上を越え、内陸部へと流れ込んでいく津波。

宮城県仙台市若林区の沿岸部、荒浜の南側に広がる井土浜。
東日本大震災が起きた当日、運河沿いに美しい松林が続く自然豊かな井土浜を襲った大津波は、K様邸の屋根の上を越え、内陸部へと流れ込んでいきました。

津波の凄ましい勢力が海岸の木をなぎ倒し、丸太となって押し寄せ、室内に侵入。その勢いで窓ガラスや壁の一部は破壊されましたが、パルコンの躯体自体はほとんどダメージがなかったそうです。

自宅が残ってくれていて本当に嬉しかった。

避難所から戻ったK様が目にしたのは、瓦礫が漂う水面にただ一軒、ぽつんと浮かんでいるわが家でした。
「自宅が残っていたのを発見し、『あった!!』と喜んだのもつかの間、湖の中の一軒家のような状態でした。その状況にとにかくビックリしました。そして、どうやって直すか、途方に暮れました。でも、自宅が残ってくれていて本当に嬉しかった。」と当時の思いを語るK様。

改めてコンクリート住宅を選んで良かったと実感しました。

その後、このエリアは災害危険区域に指定され、住居の新築は認められないものの、改修をすることは認められました。
K様は多くの仲間に支えられ、自宅を改修し、震災から約一年後にこの地に戻ってこられました。
「自宅が残っていたから、住み続けようと思いました。やはり、我が家が一番。安心するし、やっぱり一番落ち着きます。自分の命は自分で守ることが大切だと実感しました」とおっしゃるK様。
また、今回の経験を通じ、「改めてコンクリート住宅を選んで良かったと実感しました」と感謝のお気持ちを語ってくださいました。

2011年東日本大震災の地震と津波の体験談。

他の事例も見る