楽ちん収納術

楽ちんな「収納術」って何だろう?

住まいは毎日キレイでありたい。だから収納ってとても大切。だけど、便利に使えない収納なんて意味がない。
使い勝手がよく簡単に使える、そんな欲張りをかなえる楽ちん収納術。

  • よい収納は、
    家事効率がぐんとアップ
    モノを探す手間と時間は、ちょっとしたストレスに。「しまいやすく、取り出しやすい収納」は、毎日の家事効率をアップしてくれます。
  • 「次はこうする」の考えが、
    ゆとりに繋がる。
    子どもの成長等で適した収納のカタチも変化します。永く暮らす家だから、収納もロングスパンで考えることが大切。近い将来を想うと、持ち物の区別もしやすくなります。
  • 「わける収納」と「まとめる収納」の
    使い分けで快適な住まいに。
    必要なモノをよく使う場所のそばに置くための「わける収納」と、大きな納戸等にまとめて入れる「まとめる収納」を上手く使い分けることで、すっきり快適な住まいを実現するポイントです。

ここでは楽ちん収納術の実践方法を詳しくご紹介します。

楽ちん収納術を成功させる「4つのステップ」

Step1家族の持ち物をリストアップする
Step2持ち物を選んで分類する

持ち物を把握したら、収納すべき「モノ」は何かを選択する必要があります。使用頻度から分類して整理してみるのもよいでしょう。
不要だこと感じたら、ときには思い切って処分することも大切な整理法です。

Step3グループ分けと場所決めをする

1.まず、生活行動で場所を考えます。

2.場所分けをしたら、もう一度使用頻度を考えます。

住新しい住まいに必要な「モノ」は決まりましたか?グループ分けして収納に最適な場所を決めていきます。

Step4場所ごとのプランニングをする

適材適所に「モノ」を振り造り分けたら、具体的なプランニングに入っていきます。造りつけの棚をつくるのか、家具を選ぶのか、スペースだけを確保しておくのかでは、後々の整理の仕方も変わってきます。家族のライフスタイルに合ったプランニングが不可欠です。

家族の動きで考える収納のカタチ

居場所のそばにパーソナル収納

家族みんなのモノが集まるLDK。すべてのモノを一箇所にまとめずに、個人別の収納を確保しましょう。
適所はそれぞれがいつも座る食卓の席やソファの近く。座る場所と個人の収納をセットにしたエリアを決めることで、モノが混ざりにくく、戻しやすいので片付けも簡単、継続もしやすくなるでしょう。各自のエリアは動線や視線が絡まない配置にすることで、心地よく過ごせる場所になります。

ここちアップ
ポイント
  • 各自のエリアに普段づかいのバックを
  • 帽子やマフラーはカゴにまとめて
  • 今日着た洋服も一時掛けフックで湿気とり
  • 思い出の品もしまうまでの一時置き場が必要

一時置き場をつくる

きちんと収納したはずなのに、すぐに散らかってしまう。忘れがちですが実は大切なのが、毎日使うモノや途中状態のモノの「一時置き場」です。普段使いのバックやポケットから出した定期、読みかけの本や郵便物はパーソナル収納に一時置き。開ける前のいただきものや発送予定の荷物などは、共用棚の一部に一時置きするとLDはいつもすっきりです。

ここちアップ
ポイント
  • 各自のエリアに普段づかいのバックを
  • 帽子やマフラーはカゴにまとめて
  • 今日着た洋服も一時掛けフックで湿気とり
  • 思い出の品もしまうまでの一時置き場が必要

監修:大森めぐみ

モノの出し入れかで考える収納のカタチ

日用品は種類と量を決めて収納セットに

みんなが使うものは「見やすく戻しやすい」ことが肝心。薬や乾電池、梱包用品などは、用途ごとにオープンボックスにまとめて使いやすい高さに。
同じボックスで揃えると見た目もきれいに整います。在庫管理もしやすく、レイアウト変更時もセットごと移動できます。

ここちアップ
ポイント
  • 扉を開けてひと目で見渡せること
  • 細かなものはオープンボックスで分類
  • モノの高さに合わせられる可動棚が便利
  • レイアウト変更時にも、このセットごと移動

日用品は種類と量を決めて収納セットに

洋服に合わせてハンガーや棚の組み合わせをアレンジできる可動システム。シルバー世代にはハンガーを下に、棚を上に設定すると取リ出しやすくなリます。H1200mmのハンガーならコートも掛けられる高さです。手持ちの洋服がひと目で見えればコーディネートも決めやすく、ローテーションがスムーズにまわる仕組みもつくりやすいでしょう。

ここちアップ
ポイント
  • ブランコハンガーなら、たっぶり収納できて
  • コートも掛けられる
  • パックはスタンドでおさえて、立てて収納
  • シルバ一世代には下にハンガー、上に櫃も使いよい

構成・取材・文:甲嶋じゅん子